2021年12月23日
2021年夏休みキャンプ 奥会津ただみの森キャンプ場
2021年8月8日~8月11日(→2021年8月8日~8月9日)
もうすっかり寒くなりましたが、夏休み避暑キャンプの事です。
いつもの夏休みは、2泊3日で避暑キャンプへ行くのが定番ですが、今年は留守番猫ちゃん達が問題ないように万全の体制を整えて我が家初の3泊4日のキャンプへ行くことになりました。
場所は暑さを凌げる標高1000m以上の場所が条件です。
候補としては、
上信越方面
会津方面
どちらかに絞りました。
いつもの夏休みキャンプは上信越方面だったので、今回は3泊4日なので少し遠くても良いだろうということになり、奥会津方面にし、キャンプ場の雰囲気の良さ、口コミの良さから奥会津ただみの森にしました。
8月8日(日)
朝から雨が降っていたと思います。
天気予報は2日目が晴れで後は雨。
特に、後半は激しく降る予報になっています。
猫ちゃんたちの水、ご飯、Webカメラの準備を万全にして、確か、8時半頃自宅を出発。
11時半
順調に進み、11時半に道の駅たじまに到着。
GWキャンプの時にも立ち寄りましたが、今回も雨です。
トイレ休憩のみ。
12時半
田島市のヨークベニマルによって、夕飯の買い物を済ませました。
GWキャンプの時はこの辺が目的地でしたが、今回はさらに奥地へ進みます。
14時半
奥会津ただみの森キャンプ場に到着しました。
晴れ間が見えたり、突然ざっと雨が降ったりと不安定な天気です。
3泊4日で予約をしましたが、受付で支払いを済ませるときに、「後半の天気が不安定なので途中で撤収するかもしれない」と伝えたところ、ひとまず2泊分のみ支払い、3泊目は様子を見て支払うことにしてもらいました。
受付の係りの方はとても良い感じです。
電源付きのオートサイトを予約していました。
AサイトとDサイトの一部に電源付きサイトがあるとのことで、見て回って空いている好きな場所を利用してくださいとのことでした。
まずは、Aサイトを見に行きました。
区画サイトですが、きれいに整備されていて過ごしやすそうです。
誰も居なくて貸し切り状態でした。
続いてDサイトを見に行きました。
適度に木が生えていて、1サイト毎が広々としていました。
こちらの方が人気があるようで、皆さんこちらにテントを張っていました。
(それでも半分も埋まっていませんでしたが)
我が家もDサイトの空いている場所を選びました。
設営時も時折ざっと雨が降ってきます。
設営をしつつ、昼食を取った気がします(忘れた…)
設営後はカメラをもってキャンプ場内を散策しました。
虫が多い。特に蛾が。
とても自然が濃い場所です。
18時
一番近くの入浴施設は温泉ではないということで、少し離れたところにある深沢温泉 むら湯に来ました。
高台にあって景色が良く、茶褐色の独特な色をした温泉でした。
しかし、お湯が熱い!
そーっと入って静かにしていれば体の周りにぬるい層ができて入っていられるのですが、誰かが入ってお湯が揺らぐとぬるい層がはがされて、刺すような熱いお湯が肌に触れます。
でも、いい湯でした。
19時半
夕飯は焼き物と白米です。
多分22時位に就寝。
8月9日(月)
5時半起床
まだ皆寝ていたのでキャンプ場を散策しました。
すると、木で交尾中のヤマナメクジを発見しました。
なんだこれ!?
なんかどうなっているのかよく分からないけど凄い。
ヤマナメクジ自体は、開発される前は自宅の庭でも見かけましたが、交尾中のヤマナメクジは初めて見ました。
あっちにもこっちにもヤマナメクジが居ました。
どれも立派な大きさ。
4日間のキャンプ期間中、この日が唯一の晴れ予報の日だったので、ひたすらキャンプ場でのんびりとする予定でした。
前週のキャンプで捕まえたカブトムシを娘の友達にあげたら、息子が欲しかったと言ったので、今回は虫を捕まえることも目的でした。
流石に自然が濃いだけあって、いろいろな虫がいます。
目的のカブトムシ、クワガタも捕まえることができました。
途中、買い物のために只見町唯一のスーパーマーケット?であるブイチェーン只見店へ買い物に行きました。
(小さい…)
南会津でさえ大きなスーパーマーケットがあったことを考えたら、ずいぶんと奥地まで来たのだなと思いました。
13時
昼食。
さて、この辺で明日以降の予定を考え始めました。
この時点で、翌日の天気は大雨。
それも、朝から夜まで災害レベルの大雨。
山の天気は変わりやすいので、もしかしたら予報が変わるかもしれない、という淡い期待を抱きつつ、夕方まで予報が変わらなければ今日中に撤収もありかなと考え始めました。
15時
天気予報は変わる気配がありません。
管理棟に行ってコテージかバンガローに空きがあるか聞いたところ、バンガローには空きがあり、テント泊から切り替えることは可能と回答をもらいました。
テント泊からバンガローに変更するのもありかなと考えました。
16時半
そろそろどうするか決める必要があります。
家族会議の結果、バンガローに変更しても1日中大雨であれば何もできないので、撤収して帰宅することにしました。
管理棟に行き訳を説明して、撤収する旨お伝えしたところ、2泊目のキャンプ代を返金してくれました。
2日目は夕方まで滞在していたから、2泊目のキャンプ代は返ってくるとは思っていませんでした。
ほんと、奥会津ただみの森キャンプ場の係りの方は良い方ばかりです。
17時半撤収完了。
せめて温泉は良いところに行こうと思い、古町温泉 赤岩荘へ行くことにしました。
その前に、この時はコロナ禍だったためもしかしたら温泉はやっていないかもしれないと思い、電話で問い合わせたところ、20時まで営業しているということで向かうことにしました。
19時
古町温泉 赤岩荘に到着。
受付で支払いをすると、おじさんが「コロナ禍なので町民は内湯、他の方は露天風呂に限定させてもらっています。」と。
両方入りたかったけどしょうがないと思い露天風呂へ向かいました。
露天風呂は貸し切りでした。
おお!すごく良さそう。
脱衣を済ませて先に露天風呂へ出て行った息子が体を洗いながら「何か虫がたかってくるけど暗くてよく見えない。蚊がいるかもしれない。」と言ってきました。
私も服を脱いで外へ出て、まずは体を洗おうと思ったところ、確かに何かが飛んでいることに気付きました。
!?
アブ!?
それもかなりの数。
暗くてよく分からないけど大きさ的にヤマトアブっぽい。
息子に「これアブだ!お湯に首まで浸かれ!」と言って、お湯につかったらめちゃくちゃ熱ー!
熱くて浸かれない。
息子は置いてあったハエたたきを振り回して応戦。
私は、申し訳ないと思いつつも他の客が居なかったので、水道の水を全開にしてホースを露天風呂に入れ、冷ましながら2人で入りました。
しかし、お湯から首から上だけしか出していないにも関わらず、耳や首筋、顔に容赦なくたかってきます。
お湯を冷ましつつ、私はホースから出る水とタオルで、息子はハエたたきで応戦します。
格闘すること数分、女湯の露天風呂にママさんと娘が出てくる声が聞こえたので「アブが大量に居る!水でお湯を冷ましつつ、ハエたたきとタオルで応戦して!」と伝えました。
が、すぐに「きゃー!ダメだこれ、出る。」と返事が返ってきました。
我々も出ることにしました。
そこには十数匹のアブの死がいがあり、戦いのすさまじさを物語っていました。
私も戦いの最中に露天風呂の岩で擦ってしまったのか体が傷だらけで、そこに塩分を多く含んだお湯が染みてヒリヒリしました。
脱衣所で服を着る時も、脱衣所の中を何匹もアブが飛び交っています。
置いてあった殺虫剤を脱衣所に噴霧し、息を止めて着替えて飛び出してきました。
露天風呂から引き連れてきてしまったのか廊下にもアブが飛び交っていました。
男性陣は戦いによる擦り傷は負ったものの、アブの攻撃は何とかかわせましたが、女性陣は足の後ろを何箇所か嚙まれてしまい、出血しながら出てきました。
受付でおじさんにアブがすごくて入れなかったことを伝えると「夏はアブが凄いんですよ~」と呑気な回答が…
それでいて、「町外在住なので内風呂は入れません~」と…
福島県に来て初めて憤りを感じました。
結局古町温泉 赤岩荘はあきらめました。
この時点で時刻は19時半。
付近の温泉、飲食店に電話して確認したところ、どこも20時で閉店してしまうとのこと。
温泉だけでも良いところに入ろうと思っていた温泉はもちろん、この日の風呂にも入れず(入ってアブと戦いましたが入ったとは思えず)、夕食にもありつけない状況となってしまいました。
せめて、電話した時に内湯には入れないこと、アブが多いこと等分かっていたら先に教えてもらいたかったです。
古町温泉 赤岩荘は、あのお湯にあのシチュエーションなので、虫のいない時期や冬季の雪見風呂なんか最高なんだと思いますが、私的には最低ランクの温泉となってしまいました。
どこも飲食店はやっていない(高速のサービスエリアも飲食は20時で閉店)ため、田島まで戻ってきてヨークベニマルで弁当を購入し、駐車場で夕食をとりました。
さみしい…
その後は渋滞することもなく、日が変わるくらいに帰宅しました。
始まる前は我が家初の3泊4日キャンプを楽しみにしていたのですが、なんだか不完全燃焼に終わってしまった夏休みキャンプでした。
さらに、この後息子の高校受験モードに突入することとなり、これが2021年最後のキャンプとなってしまいました。
最後にキャンプ場の紹介です。
キャンプ場は私の中では最高ランクのシチュエーションです。
キャンプ場の係りの人たちもとても良い人たちです。
難点は、温泉が付近に1か所しかないことと、近くのスーパーが小さいことでしょうか。
現地での買い物や飲食、観光もキャンプでの楽しみの一つとしている我が家としては、少し自然に近すぎた感じがしました。
古民家側の入り口から。
坂を上ると祠があります。
坂の右側には古民家が2棟あります。
どちらも宿泊できます。
左側にはオートキャンプサイトDサイトがあります。
一部電源付きサイトになっています。
我が家が利用した時は、皆さんDサイトに集まっていました。
少し進むと、左側がDサイト、右側の山側にフリーサイトへ続く交差点になります。
右側の山側フリーサイトへ続く道の横にはオートキャンプサイトBサイトがあります。
誰も利用していませんでした。
きれいに整備されていますが、すぐ横が道なのでシチュエーション的にはいまいちかもしれません。
さらに進んだ左側にイベント広場があります。
この日は使用されていませんでした。
イベント広場の向かい側、道の右側に管理棟があります。
きれいな管理棟の中にはスノーピークのスペースがあり、スノーピーク用品がレンタルできます。
管理棟1階のシャワールーム、トイレはとてもきれいです。
管理棟から少し先に進んだ左側にオートキャンプサイトCサイトの入り口があります。
段々になっていて各サイトが独立しており、きれいに整備されているので、電源なしであればCサイトの雰囲気は大好きです。
Cサイトの炊事場。
Cサイトの先にイベント広場があります。
Cサイトの向かい側、道の右側にはそば道場とバーベキューハウスと駐車場があります。
バーベキューハウスは利用している方が居ました。
古民家とは反対側の入り口に最も近いところにコテージがあります。
他の施設とは独立していて落ち着いた雰囲気です。
コテージ側の入り口。
Cサイトとそば道場の先の右側に、オートキャンプサイトAサイト、東バンガロー、フリーキャンプサイトへ登る道があります。
Aサイトのトイレと炊事場。
Aサイトは電源付きサイトとなっており、段々畑状の区画サイトになっています。
きれいに整備されてあります。
Dサイトと比べると区画が狭いですが利用している人はいませんでした。
Aサイトを上側から撮影。
道をさらに登ると、分岐の左側、Dサイトの上に東バンガローがあります。
分岐の右側はバーベキューハウスと続きます。
バーベキューハウスの上側に広大なフリーキャンプサイトがありますが、利用客が少ないのか草が伸びていて整備されていませんでした。
フリーキャンプサイトの前の道を進むと、右側に管理棟と池が見えます。
池は釣り堀になっているのかな?と思ったらそういうことではありませんでした。
古民家、Bサイト、イベント広場に挟まれた交差点を下に行くと我が家が設営したオートキャンプサイトDサイトと西バンガローに行く道があります。
テント泊のキャンパーは全員Dサイトに集まっていました。
他のサイトを利用していたら夜は怖かったかもしれません。
Dサイトのトイレ。
Dサイトの炊事場。
西バンガロー。
西バンガローの炊事場。
とても広くて施設が充実していて、係りの方はみな良い方ばかりで、自然を満喫するにはとても良いキャンプ場でした。
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